こんにちは,りなです(^ ^)就職や転勤で,介護をしている人の話をしたいと思います.私の職場は田舎なので,出稼ぎで県外に子供が出て行って,1人暮らしをしている高齢者が多くいらっしゃいます.入院から退院,そして自宅での生活がはじまって1ヶ月ぐらいは,介護休業1人につき(最大93日3回分割可能)で乗り切れるかなぁと思います.実例を上げて説明をしていきますね.
脳血管疾患後の軽度片麻痺で女性の場合
軽度で手足が痺れる程度であれば(年齢による80歳ぐらいなら可能)認知面に問題がなく,お風呂も自宅で入れ,家事もできる程度であれば1人暮らしが可能です.自宅外歩行は,15分程度.
問題は,通院と買い物です.
田舎であれば,病院もスーパーも片道1時間はザラです.対策が必要かなぁと思います.
通院について
病院によっては,送迎をしている病院もあります.退院時に,送迎があるか,もしくは急性期病院から転院する際に方向性を決めれていれば,一番ベストです.ただ,高齢者は合併症を患っていることも多く,脳外科,整形外科,歯医者,眼科,皮膚科など毎月病院ばかり通うことになります.本当であれば,専門医受診がベストですが,状態が変わっていないのであれば,かかりつけの病院を毎月1回程度受診する方が多いです.県外で離れて暮されているのであれば,送迎してくれる病院,もしくは月1自分でタクシーで通ってもらうことになるかと思います.近所の方との結び付きが強いのであれば,ある程度お金を支払って送迎してもらえたらいいのですが.
市町村によっては,通院サービスをしているところもあります.ただ,付き添いで何時間も待ってはくれません.帰りに買い物なども不可です.(1時間200円など)自費のサービスで,付き添いサービスもあります.ただ,高額な為帰省する手間を考えると安いのかもしれません.住み慣れた場所から引越しをさせるのも,変化を嫌うお年寄りには苦痛なので,親子での話し合いが必要です.
買い物について
近所の方が買い物をしてくれることもあります.田舎ならではですが,それ相応の付き合いが必要です.そこで,どのように対策をしたらいいかお伝えしたいと思います.
ネットスーパー
ネットスーパーが使えるならば,一番楽だと思います.ただ田舎だと,配送エリアになっていないことも多く悩みどころです.
アマゾンや楽天
トイレットペーパーやテイッシュなど,生鮮食品意外は,田舎でも配達してくれます.また,レトルト食品も配送ができるため,重宝するかと思います.
生協
自分が好きなものを,選んで配達できる為,便利だなぁと思います.私も育休中は重宝しました.毎回担当者が変わることはあまりなく,見守りにもなります.
買い物代行
市町村のサービスでされている地区もあるようです.付き添いのサービスから,代行のサービスまであります.自費のサービスとかもあるようです.
予防について
どうにか,こうにか生活できていても高齢のため,ずっとその状態が続くとは限りません.介護保険申請をし,デイサービスに通うことで人の目に触れるため,状態悪化した際に教えてくれます.ケアマネもつくので,毎月1回程度面談があります.また,介護申請が下りない場合も,予防事業というものがあるので,社会福祉協議会に相談するのも良いと思います.
月1回は親の顔を見に行く.転倒し再入院になると,認知症がでたり車椅子になったりと状態悪化の可能性があります.危なくないように自宅の動線整理や防犯対策,服薬の間違いがないか,認知面は落ちていないか確認が必要です.兄弟や親戚がいれば,お互い月1回交代で面倒をみるのが理想です.また,防犯面でも高齢者の1人暮らしは,田舎は人目が少なく狙われやすいので対策が必要です.
よくある予兆として,洗濯したか,してないか分からなくなり,汚れた服を箪笥に片付けたりすることがあるようです.また,お風呂に入っていなかったりとかも多いです.鍋こがしやお金の支払いの計算ができなくなるといったことがあります.
まとめ
介護の理想は,同居です.しかも,近所に親戚が住んでいるというのが理想です.しかし,核家族化が進みお年寄りと同居している家は少ないです.私の職場のお年寄りは,同居が割と多いです.それはそれで,昔嫁いびりをしていたなど問題が浮き彫りになることもあるみたいです.人生の集大成をお手伝いできることは,感慨深いなぁと日々感じています.意地悪だった人も素行が悪かった人も,助けがないと生きていけないからです.人間の本質をみるような,自分も人には優しくしようと日々心がけながら生活をしています.