介護職

介護業界を目指した理由

元々は,地方の広告代理店のデザイナー及び営業をしていました.学生の頃から憧れており,正直やりがいを感じていました.しかし休みがなく,夜中まで残業は当たり前,飲み会が多く,安月給でしかもオシャレを美徳とする社風があった為,常にお金がなく情緒不安定でした.地方では人気の仕事で,就職した時は嬉しかったものの,生活ができないと思い転職をし,その後3社(事務,広報,デザイナー)ほど転々としましたが,中々新卒以上のやりがいと福利厚生がある仕事が見つかりませんでした.転職するほど,キャリアアップどころかキャリアダウンしていきました.

転職をあきらめてから

転職を繰り替えし気がついたら,20代後半になり.友達の結婚ラッシュがきました.

私は,真面目に働いてきて結婚の予定もない仕事ばかりしていて,遊びもしていない人生に嫌気がさしてきました.そんな時に,「看護師とかどう?」と友人の勧めで医療職に興味を持ちました.今まで,全く興味がありませんでしたが,福利厚生が良く育休が取りやすく転職しやすいと聞き方向性を変えました.結婚しても,手に職があることはいいなぁと思ったからです.

また,今までデザイナー事務といった仕事をしていた為,中々転職先が難しく,足元をみられて安月給(年収150)や長時間労働(時間外月100時間)を受け入れていたので,雇われているけど,嫌なら辞めますと,強気になれる仕事というのもいいなぁと感じました.ただ,医療系の学校は学費が高く,全日制がほとんです.ですが,タイミングよく専門的実践訓練という制度を知り,ほぼタダでした.リハビリの学校は通常4年ですが,3年で資格が取れる学校があると知り,よく分からないけど理学療法士になることにしました.

医療職をあきらめてから

リハビリの学校に行くと,ほとんどが18歳ぐらいです.女性で30歳を越していたのは私だけでした.男性で3人ぐらい30前後がいましたが.勉強は,頑張っていましたが並というところでした.努力しても,若い頃とあまり変わらないものだなぁと感じました.勉強はそれなりに楽しく,勉強の機会が多い急性期病院に勤めようと思ってました.しかし,治療的介入という施術に関しては,大変下手で苦労をし,医療現場で下っ端で入って年齢も高齢で,出世も難しいと感じました.結婚願望があり,育休や保育園での呼び出しを考えると,私は病院には求められていないかなぁと思い,介護施設に就職しようと思いました.

介護施設に入職してから

初めの頃は,年齢の割に介護施設のことが分かっていない為,叱責されることが多かったです.(性格が荒い方が多い)また,指導はあるもののマニュアルはなく,まだまだ成熟産業ではないなぁと感じていました.しかし,半年ぐらい経過すると任せられる仕事も増え,段取りも良くなってきました.私以外にも,転職組が多く職員の平均年齢は50歳前後でした.その中で,私がまとめたマニュアルが重宝されたりと,違う業種から入ったからこそ分かることがありました.中小企業の転職より,かなり良いと思います.

利用者さんからの評判も良く,やりがいを感じるようになりました.福利厚生はしっかりしており,定時退社,育休,有給取り放題天国みたいな職場だなぁと感じました.なので,あまり長続きしなかった私ですが,もう7年も勤めています.

まとめ

憧れたやりたい仕事は結論から言うと,私には合わなかったです,体力もスキルもない.求められていなかったのかなぁという感想です.自己実現なりたい自分になる!というような,パワーワードに踊らされ,自己評価が分かっていなかったのだと思います.私みたいに,何度も転職を繰り返している女性には,介護職はお勧めです.福利厚生がしっかりしており,家庭との両立をされている方がほとんどです.高年収は難しくても,転職サイトを使えば年収400前後ぐらい.

医療職は,旦那の転勤に合わせて転職をすることも可能です.特に30代,育児中や育児が落ち着いた人にオススメです.既婚子持ちで,事務の再就職を目指すぐらいなら介護を目指した方がいいです.また,なぜオススメなのかはブログにて掲載していきたいと思います^^